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北朝鮮ミサイル 技術は高レベルに到達か

2012.12.12 15:31

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が国際的な孤立をさらに深めてまでも、今年2回にわたる長距離弾道ミサイル発射を強行した理由について韓国軍当局は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術の確保が死活問題となっているためだと分析する。

 北朝鮮は「実用衛星」と主張しているが、人工衛星の発射体と長距離弾道ミサイルは、推進体と誘導装置などの中核技術が同じだ。

 軍当局は北朝鮮が相次いで長距離ミサイルを発射し、ICBM開発能力を発展させロケットの分離・誘導制御技術などで高いレベルに到達したとみている。

 北朝鮮は1970年代後半に「大陸間弾道ミサイルおよび宇宙能力発展計画」を樹立し、その後弾道ミサイル開発に着手したとされる。

 1980年代には射程距離300~500キロのスカッドミサイル、1990年代には射程距離1300キロのノドンミサイルを開発した。2000年代には射程距離3000キロ以上の中距離弾道ミサイル(IRBM)であるムスダン(ノドンB)ミサイルを実戦配備した。

 それ以降、射程距離5500キロ以上のICBM開発に拍車をかけている。2009年4月に「銀河2号」を発射した際、1、2段目の切り離しに成功し3800キロを飛翔、ICBM開発の完成段階に近づいていると分析された。

 長距離弾道ミサイルは推進システム、誘導装置、弾頭、再進入体などで構成される。

 北朝鮮は3段式の液体推進体を使用し、今回発射した「銀河3号」の1段目はノドンBを四つ束ねたものであり、2段目はノドンB一つを用いたとされる。このミサイルの射程距離は米西海岸にまで届く1万キロ以上と推定される。

 北朝鮮のロケット誘導制御技術も相当な水準に達していると評価できる。北朝鮮は2009年4月の長距離ミサイル発射の際、既存の推力方向制御(TVC)に追加して自制制御装置(DACS)を使用したが、今回のミサイル発射にもこの技術が適用されたと推定される。

 また、北朝鮮が1998年に初めて多段式のミサイル「テポドン1号」を発射してから10年余りの間にロケット分離技術を発展させ、軍当局はある程度技術が成熟した段階に入ったとみている。

 中長距離弾道ミサイル開発において最も難しい技術とされる再進入体技術でも、北朝鮮は中距離水準の技術を保有しているとされる。

 だが、軍当局はICBM級の再進入体技術を確保するのには相当な時間が必要だろうと予想する。

 ICBMは大気圏再進入の際、最高速度マッハ20で落ちるため、摂氏6000~7000度の高熱が発生する。弾頭がこのような高熱と圧力に耐えられるよう設計する必要がある。

 宇宙発射体を弾道ミサイルに転換する際に追加する必要があるのは、弾頭再進入技術で▼弾頭設計および装着技術▼弾頭目標地点投下のための航法・誘導装置技術▼弾頭再進入時の摩擦熱に耐えられる素材開発技術などだ。

 ICBMは核兵器を搭載する戦略兵器である点から、北朝鮮の核弾頭小型化、軽量化技術にも関心が集まっている。

 北朝鮮は核物質を一瞬で圧縮し核爆発を誘導する「内爆型(爆縮型)起爆装置」開発のため、高性能爆薬を使った実験を1980年代後半から100回余り行ってきたとされる。

 北朝鮮が開発中のICBMの弾頭重量は650~1000キロと推定される。

 軍消息筋は「北朝鮮は2回の核実験を通じ核爆発力と核弾頭小型化、軽量化レベルを向上させてきたとみられる」とした上で、「北朝鮮が保有する小型化技術について具体的な情報はない」と明かした。

 韓国のあるロケット専門家は「大陸間弾道ミサイルに搭載するレベルではなくても、ある程度小型化する技術を持っていると判断できる」としながら「パキスタンが500~1000キロに小型化した点から、(つながりがある)北朝鮮も1000キロ程度の小型化が可能だとみるべきだ」と話した。

sjp@yna.co.kr

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