韓国与野党 安倍談話の原案を批判=「おわび」盛らず
2015.08.09 15:52
【ソウル聯合ニュース】安倍晋三首相が今月14日に発表する戦後70年談話(安倍談話)の原案に「おわび」の文言が入っていないとされる問題で、韓国の与野党は9日、一斉に批判の声を上げた。
与党セヌリ党の金栄宇(キム・ヨンウ)首席報道官は同日の口頭論評で、「安倍首相が談話で過去の侵略の歴史を謝罪しないなら、日本は国際社会の信頼と期待を裏切ることになることを肝に銘じるべき」と指摘。過去に対する率直な省察だけが日本の成熟度を表す唯一の道であることを忘れてはならないと強調した。
最大野党の新政治民主連合の兪銀恵(ユ・ウンヘ)報道官も口頭論評で、「光復(日本による植民地支配からの解放)70年の今年でさえ、歴史的な謝罪と反省がないということは、日本が韓日関係を未来志向的に発展させるとの意志がないことを示すもの」と述べ、遺憾を表明した。
朝日新聞は、安倍首相が7日夜に自民、公明両党幹部に示した原案に戦後50年の村山談話や戦後60年の小泉談話に盛り込まれたアジア諸国への「おわび」の文言が入っていないことが分かったと報じた。
csi@yna.co.kr