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<オバマ氏広島訪問>「日本に免罪符を与えてはならない」

2016.05.13 19:43

【陜川、東京聯合ニュース】オバマ米大統領による今月末の広島訪問をめぐり、韓国では侵略戦争の加害者である日本に「免罪符」を与えることになりかねないとの見方が広がっている。

 オバマ大統領が広島と長崎への米国の原爆投下から71年にして初めて現職米大統領として被爆地を訪問することについて、米国側は全ての犠牲者を追悼するためと説明しているが、実際には日本への謝罪の意味合いがあるとも解釈できるためだ。

 だが韓国では、原爆により日本人だけでなく日本の植民地の人々も犠牲になり、日本がこれについて完全な反省と謝罪を行っていない中、戦犯国の日本に免罪符を与えることはあってはならないとの意見が根強い。

 一方、外交専門家はこうした意見に理解を示しつつも、韓国が日本に謝罪と補償ばかりを要求し続けてこの問題に執着すれば、むしろ韓米日の安全保障協力に亀裂が生じ、韓国が損をしかねないと警鐘を鳴らしている。

◇韓国人被爆者「誠意ある謝罪と補償を」

 広島で被爆した人々が多く暮らす韓国南部の慶尚南道・陜川にある韓国原爆被害者協会は12日に理事会を開き、オバマ大統領の27日の広島訪問に合わせて現地へ代表団を送り、日米の謝罪と補償を訴えることを決めた。

 韓国保健福祉部と同協会によると、1945年の広島と長崎への原爆投下で被害を受けた韓国人は約7万人と推定される。このうち韓国国内の生存者は2500人余りで、平均年齢は82歳と高齢だ。さまざまな病気を患っているが、毎月の支援金は日本から30万ウォン(約2万8000円)、韓国から10万ウォンにとどまっている。

 韓国原爆被害者協会の成洛亀(ソン・ラクク)会長は「(被爆した)韓国人の多くは強制徴用された人、または生計のためにやむを得ず日本に渡った人だが、爆弾で命まで失い不憫(ふびん)だ」と述べ、日本だけでなく米国も補償に努めるべきだと訴えた。

 韓国人被害者らは、広島市の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」へのオバマ大統領の訪問を望んでいる。在日コリアン2世の80代被爆者は、慰霊碑訪問により「日本人だけでなく戦争と関係のない植民地の人々が犠牲になったことを大統領に分かってもらいたい」と語る。

 日本がオバマ大統領の広島訪問を推進する中で、「日本だけが原爆の被害国であるかのように強調し、自国の戦争犯罪は徹底して隠した」という批判もある。同協会の沈鎮泰(シム・ジンテ)陜川支部長は「米国大統領の訪問が戦犯国に対する免罪符になってはならない。日本は韓国人被爆者への補償に努めるべきだ」と語った。

◇専門家「過剰な執着は逆効果」

 外交専門家は、オバマ大統領の広島訪問を拡大解釈したり、拙速に対応したりすることは控えるべきだと指摘する。

 韓国シンクタンク、峨山政策研究院のポン・ヨンシク研究委員は日本に免罪符を与えるという見方に対し、「杞憂(きゆう)に終わる可能性が高い」とする。韓国がこの問題に執着し続ければ韓国の要求が通る可能性が低くなり、逆に韓米日関係がぎくしゃくしかねないと指摘している。

stomo@yna.co.kr

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