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セウォル号船体が直立に 隠れていた左舷に衝突の跡なし=韓国

2018.05.10 12:35

【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、昨年4月に全羅南道・木浦新港に陸揚げされて横倒しの状態で置かれていた旅客船セウォル号の船体が10日、完全に起こされた。沈没後、左舷を下にして横倒しのままだったが、あらわになった左舷には見たところ衝突の跡はなく、沈没前の姿をほぼ保っている。

直立に起こされたセウォル号=10日、木浦(聯合ニュース)

 船体を起こす作業は海上クレーンを使い、同日午前9時ごろ始まった。船体が徐々に吊り上げられ、午前10時半過ぎから左舷の様子を観察できるようになった。陸揚げした際に支えとして設置された太い棒状の鉄材に隠れた部分があるものの、船首から船尾まで特に損傷の跡は見られない。

 セウォル号の沈没原因については潜水艦と衝突した可能性も指摘されたが、これを示す痕跡はなさそうだ。ただ、右舷と上部、下部とは異なり、洗浄作業が行われていなかったため、泥に覆われている。

船体が起こされたセウォル号。正面が左舷=10日、木浦(聯合ニュース)

 セウォル号船体調査委員会はこれから3週間程度、船内の安全補強などの準備を経て、沈没原因の解明と行方不明者の捜索を進める。

 沈没事故では修学旅行中だった京畿道安山市の高校の生徒ら299人が死亡し、5人が行方不明のままとなっている。

mgk1202@yna.co.kr

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