中国軍用機1機が韓国防空圏進入 今年5回目
2018.08.29 15:09
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は29日、中国の軍用機1機が同日午前7時半過ぎ、南部・済州島の南の岩礁、離於島付近から韓国防空識別圏(KADIZ)に進入し、約4時間飛行したと明らかにした。韓国は空軍の戦闘機を緊急発進させた。
中国軍用機のKADIZ進入は今年に入り1月、2月、4月、7月に続き5回目。
合同参謀本部によると、中国軍用機は進入後、KADIZを出たり入ったりしながら東海へ移動。韓国北東部・江陵の東沖まで飛行した後、午前9時半過ぎに南に旋回、進入したルートを引き返し、午前11時50分ごろ最終的にKADIZから出たという。
同軍用機はY9情報収集機と推定される。飛行ルートは7月27日にKADIZに進入した際と似ているという。
離於島付近は韓国と日本、中国の防空識別圏が重なる空域だ。
軍事専門家らは、中国が朝鮮半島周辺の偵察能力と情報収集機の長距離飛行能力を誇示する目的でKADIZへの進入を繰り返していると分析している。
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