北朝鮮メディア「反人倫犯罪」と日本非難 徴用判決で
2018.11.12 09:06
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮のメディアが、先ごろ韓国の大法院(最高裁)が新日鉄住金に対し日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者へ賠償を命じたことを繰り返し取り上げている。対韓国宣伝用ウェブサイトの「わが民族同士」は12日、「わが民族は次の代に替わろうとも、日本の過去の罪悪に対する謝罪と賠償を千百倍にして受け取るべきだ」と強調した。
同サイトは韓国大法院の判決を、日本の過去の罪悪に対し代価を求める韓国国民の強い意思の表れとしながら、「正当」と支持した。
この他にも、「日帝の強制徴用こそ、搾取と暴悪、野蛮さで古今東西に例を見ない特大級の反人倫犯罪」と非難する文章も掲載した。
また、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は前日の解説欄で、「何をもって賠償しようとも償いきれない日本の過去の罪悪に比べると、今回の判決は軽すぎる」とした。
朝鮮半島情勢の緊張緩和を受け、日本は北朝鮮に対話の意思を示すが、北朝鮮は謝罪や賠償といった歴史問題の清算が優先されるとしてきた。北朝鮮が韓国の判決の意味合いや先行きを注視する可能性がある。
mgk1202@yna.co.kr