【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が14日発表した雇用動向によると、10月の失業率は3.5%で、前年同月比0.3ポイント悪化した。10月としては2005年(3.6%)以来の高さとなった。若年層(15~29歳)の失業率は8.4%と、0.2ポイント改善した。
失業保険の受給について説明を受ける人たち(資料写真)=(聯合ニュース)
10月の失業者数は97万3000人で、1年前に比べ7万9000人増加した。
一方、就業者数は2709万人で、前年同月比6万4000人増えた。増加数は7月に5000人に落ち込むなど、4カ月連続で10万人を下回っている。
業種別にみると、保健業・社会福祉サービス業、情報通信業などの就業者数が増え、卸売・小売業、宿泊・飲食店業などは減った。中でも製造業は7カ月連続で減少している。
統計庁の雇用統計課長は「40~50代を中心に失業者が増え、全体の失業率を押し上げた」と説明した。若年層については、昨年とは異なり今年の10月に公務員試験がなかったため失業率が下がったとした。韓国では公務員を目指し、試験勉強に専念する若者も多い。
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