【ソウル聯合ニュース】非核化を巡る交渉が手詰まり状態に陥っているなか、北朝鮮と米国が水面下で協議を行っていることが4日、分かった。
10月初旬に訪朝し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と握手するアンドリュー・キム氏(中央)=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
複数の対北朝鮮消息筋によると、米中央情報局(CIA)のアンドリュー・キム朝鮮ミッションセンター長が3日、南北軍事境界線がある板門店で北朝鮮側の関係者3~4人と接触したという。北朝鮮の関係者には、朝鮮労働党統一戦線部の金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線策略室長か崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が含まれた可能性が高い。同消息筋は、朝米(米朝)高官協議の北朝鮮側首席代表の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が出席したどうかは確認できていないと伝えた。
双方は高官協議や来年初めに開催される見通しの2回目の朝米首脳会談の時期や場所、議題などについて意見交換した可能性がある。北朝鮮の寧辺にある核施設の廃棄や査察受け入れなどの措置、米国が提供する体制保証についても協議したとみられる。
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