韓国外相 国連人権理事会演説で慰安婦問題に言及
2019.02.26 08:53
【ジュネーブ聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は25日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会のハイレベル会合で演説し、旧日本軍の慰安婦問題に言及した。慰安婦被害者の一人で人権擁護に取り組んできた金福童(キム・ボクドン)さんが1月に死去したことに触れながら、「(被害者のうち)存命者は23人が残るだけとなり、高齢である彼女らが生涯の苦しみをしっかり癒されることなくこの世を去っていくという事実が大変悲しい」と述べた。
また康氏は、昨年の人権理事会と同様に紛争地域の性暴力問題を取り上げ、「戦争の手段として行われる性暴力を根絶するまでの道のりはなお遠いという事実とともに、被害者、存命者に対する支援が必要で、決して忘れてはならない」と強調した。
一方、康氏は人権理事会に先立ち、ジュネーブ軍縮会議の会合に出席し、2日後に迫った2回目の米朝首脳会談に対し、目に見える具体的な結果が出ることを期待すると述べた。
韓国政府はこれまで北朝鮮の核を巡る国連安全保障理事会決議を履行してきたとしながら、完全で不可逆的な非核化が実現したと確信するまで安保理決議を順守すると明言した。
mgk1202@yna.co.kr
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