【ソウル聯合ニュース】2020年の東京五輪で韓国と北朝鮮の選手団は開会式で合同入場行進を行い、4競技に合同チームとして出場する。国際オリンピック委員会(IOC)が28日(日本時間)、スイス・ローザンヌで開いた理事会で承認し、バッハIOC会長がその後の記者会見で発表した。
記者会見するバッハ会長=(ロイター=聯合ニュース)
韓国の都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官と北朝鮮の金日国(キム・イルグク)体育相、バッハ会長は先月15日にローザンヌで3者会合を開き、南北の合同入場と合同チーム結成に合意していた。
南北の開会式合同入場は00年のシドニー五輪に始まり、18年には平昌冬季五輪とアジア大会で実現した。国際総合大会での合同入場は来年の東京五輪が12回目となる。
東京五輪ではまた、バスケットボール女子、ホッケー女子、柔道、ボートの4競技で南北合同チームを結成する。
IOCの承認を受け、韓国の文化体育観光部と大韓体育会(韓国オリンピック委員会)は近く北朝鮮側と協議し、南北合同の練習日程を決める予定だ。
バッハ氏はこの日の記者会見で「朝鮮半島の政治的な状況とは関係なく、南北合同チームの東京五輪出場を支援する」と述べた。南北が32年夏季五輪の共同招致を目指していることにも言及した。
昨年9月、アジア大会のバスケットボール女子に合同チームとして出場した南北の選手(資料写真)=(聯合ニュース)
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