韓国北東部で山火事 文大統領が「特別災難地域」指定の検討指示
2019.04.05 15:16
【ソウル聯合ニュース】韓国北東部の江原道で大規模な山火事が発生したことを受け、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、青瓦台(大統領府)の国家危機管理センターで緊急会議を開き、被害を受けた地域を「特別災難(災害)地域」に指定することを検討するよう指示した。
また、韓国政府は山火事が発生した江原道・高城は北朝鮮から近いため、軍通信線で山火事の状況を北朝鮮側に伝えた。
韓国政府は同日午前、「国家災難事態」を宣言している。
特別災難地域に指定される場合、住民の生計安定費用や復旧に向け必要な費用が予算から支出される。
文大統領は会議で、「自治体や軍の兵力など、動員可能な人員をすべて投入し、鎮火された場所も重ねて確認してほしい」と強調した。
山火事により、1人が死亡し多数の負傷者が出た。同道の高城と束草で住宅125棟、江陵で56棟などが焼失した。
避難者は一時4000人を超えたが、約2200人に減った。
当局は計約1万5000人やヘリコプターを投入し、消火作業を行っている。
kimchiboxs@yna.co.kr
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