[韓流]カンヌ最高賞「寄生虫」 韓国の観客数300万人超え
2019.06.03 10:52
【ソウル聯合ニュース】第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督の「寄生虫」(原題、英題パラサイト)は韓国で5月30日に韓国で封切られ、観客動員数は最初の週末の6月2日までで延べ300万人を突破した。
映画振興委員会の集計によると、1~2日に「寄生虫」の観客数は212万1602人と圧倒的な人気を集め、週末ランキングで1位に立った。延べ観客数は336万7351人。
同作は、家族全員が無職のキテク(ソン・ガンホ)一家の長男(チェ・ウシク)が、家庭教師の面接のためにパク社長(イ・ソンギュン)の家を訪れたことから始まる予期せぬ事件を描く。貧富の差という普遍的な問題を取り上げた作品で、共生できず、寄生するしかない社会の構造に対する問題意識を、ブラックコメディーという形で浮き彫りにした。
韓国映画初のパルムドール受賞作であり、ポン監督とソン・ガンホという組み合わせも期待を集めた。鑑賞した人たちの間でも好評だ。また、作品に対する解釈がさまざまに飛び交っており、劇場に何度も足を運ぶファンも出てくる可能性がある。
一方、週末ランキング2位はディズニーの名作を実写映画化した「アラジン」(61万3899人)、3位はハリウッド版ゴジラの続編「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(14万3434人)だった。
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