【ソウル聯合ニュース】韓国法務部は1日、外国人観光客の出国審査について、10日から事前登録なしで自動化ゲートを利用できるようにすると発表した。
仁川国際空港第2ターミナルに設置された自動化ゲート(国土交通部提供、転載・転用禁止)=(聯合ニュース)
仁川、金海、金浦、済州、大邱空港と釜山港から出国する外国人のうち、入国する際に顔写真と指紋情報を登録した17歳以上の短期訪問外国人が対象となる。
これまでは住民登録証の発給を受けた韓国国民や外国人登録を行った17歳以上の外国人、在外同胞ら居所申告者のみが事前登録なしに自動化ゲートを利用できた。
法務部は、韓国での滞在期間が90日以下の外国人観光客は入国時に提供した指紋と顔写真の正確度が高く、自動分析技術を活用してその場で本人確認できると説明した。
ただし、入国時に指紋と顔写真を提供しなかったり出国停止処分を受けたりした場合や、滞在期間を超過した外国人はこの制度を利用できない。
法務部は、今回の措置により昨年は3.4%にとどまっていた外国人の自動化ゲート使用率が40%まで増加すると予想している。
同部の関係者は「夏の旅行シーズンを迎えて外国人観光客がより便利に出国できるようにし、出国審査場の混雑度を緩和するための措置だ」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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