【ソウル聯合ニュース】韓国消防庁は23日、外国語による119番(消防)通報が急増しているとして、国内に居住する外国人を対象にした119番の利用方法の広報を強化すると発表した。
外国語で作成された119番の利用方法案内リーフレット(消防庁提供、転載・転用禁止)=(聯合ニュース)
消防庁によると、外国語での通報は2015年には1385件だったが、17年は2430件で、75%増加した。
外国語で通報が入った場合は、外国語が話せる指令員が直接対応するか、通訳ボランティアにつないで3者通話方式で対応している。
18年の火災による死亡者369人のうち外国人は1.08%に当たる4人、救急車を利用した187万9725人のうち外国人は1.13%に当たる2万1304人だった。
消防庁は英語、中国語、日本語、タイ語で作った119番サービスの案内リーフレットを、ソウル市観光協会が運営する11カ所の案内所で配布する予定だ。今後はモンゴル語、ベトナム語、ロシア語などでもリーフレットを作成し、ユーチューブやフェイスブックなどでもPRを行う計画だ。
消防庁は「世界各国で救急通報番号が違い、消防サービスの内容も異なるため、自国のケースを想定すると119番サービスが必要な時に上手く利用できない可能性もある」と説明した。
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