【ソウル聯合ニュース】韓国輸入自動車協会(KAIDA)が5日発表した統計資料によると、韓国で7月に新規登録された日本ブランドの乗用車は2674台で、前年同月比17.2%、前月比32.2%、それぞれ減少した。輸入車全体が前年同月比5.2%減、前月比0.3%増だったことと比べると、日本車の落ち込みは大きい。日本の輸出規制に対抗する日本製品不買運動の広がりが少なからぬ影響を与えているようだ。
日本製品ボイコット運動への参加を宣言するパフォーマンスで使われた日本車(資料写真)=(聯合ニュース)
今年、日本車は6月までの累計販売台数が前年同期比10.3%増加していた。特に6月の伸び率は17.0%と大きかった。しかし7月は2桁マイナスとなり、日本車が輸入車全体に占める割合も13.7%で1年前より2.0ポイント下落。前月比では6.7ポイント縮小した。
7月の日本車販売をブランド別にみると、レクサス(トヨタ自動車)が982台で前年同月比32.5%増加した。前月比では24.6%減少。
業界関係者は「昨年7月はレクサス『ES』新型の投入を控え在庫薄の状態だった」と説明。前月比マイナスに関しては「一般的に契約から納車まで1~2カ月かかることを勘案すると、最近の不買運動の影響が反映されたものなのか、はっきしりない」と述べた。
ソウル市内にあるレクサスのショールーム(資料写真)=(聯合ニュース)
トヨタは前年同月比31.9%減の865台、ホンダは33.5%減の468台だった。日産が35.0%減の228台、インフィニティ(日産自動車)も19.6%減の131台にとどまった。いずれも前月比は約20~40%のマイナス。
一方、7月の輸入車全体の新規登録台数は1万9453台と集計された。
ブランド別にはメルセデス・ベンツが7345台でトップをキープし、次いでBMWが3755台だった。この2ブランドで全体の57.1%を占めた。
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