【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが19日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ3.4ポイント下がった43.8%で、同社の調査で2017年5月の就任後の最低を更新した。これまでの最低値は今年3月第2週の44.9%。また、不支持率は3.0ポイント上がり53.0%と、就任後で最も高くなった。
青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
調査は交通放送tbsの依頼を受け、16~18日に全国の成人2007人を対象に実施された。
リアルメーターは支持率の下落について、チョ国(チョ・グク)法務部長官の家族に関する具体的な検察の捜査内容がマスコミ報道で広がっていることによるものだと分析している。チョ氏を巡っては娘の大学への不正入学疑惑、家族ぐるみの不透明な投資疑惑などが取り沙汰されている。
文大統領の支持率を年齢層別にみると、30代は前週の60.3%から48.5%に、20代は48.7%から43.7%に、40代は60.0%から56.8%に、50代は45.1%から42.6%に、それぞれ低下した。一方、60代以上は30.2%から32.4%に上昇した。
政党支持率は進歩(革新)系与党の「共に民主党」が前週より1.3ポイント低い38.2%、保守系最大野党「自由韓国党」が2.0ポイント上昇の32.1%などとなった。
一方、リアルメーターが18日、成人504人を対象にチョ国氏の長官任命に対する世論を調査した結果、任命が「間違った決定」だとする回答は55.5%で、「正しい決定」の35.3%を上回った。
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