【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はハングルの制定を記念する「ハングルの日」を迎えた9日、交流サイト(SNS)にメッセージを投稿した。日本による植民地支配に抵抗して1919年に朝鮮半島で起きた三・一独立運動と大韓民国臨時政府樹立から100年の年に迎える意義深い「ハングルの日」だとした上で、「573年前にハングルを創生した世宗大王の愛民精神と、日帝強占期(日本による植民地時代)にハングルを守り抜いた独立運動家たちの民族精神を思い起こす。日帝強占期はハングルを守ることがすなわち独立運動だった」とつづった。
文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
植民地時代にハングルを守った独立運動家の精神に言及することで、日本の不当な経済報復としての輸出規制措置に打ち勝つという意思をあらためて強調したものと受け止められる。
文大統領はまた、「ハングルは学びやすく、美しい文字」だとし、「1945年には実に78%だった非識字率は13年後の1958年には4.1%に低下し、文字を習得した力で産業化と民主化を同時に導くことができた」とハングルの力をたたえた。
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