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韓日首相「関係悪化、放置できない」 安倍氏に文大統領の親書

2019.10.24 15:08

【東京聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相と日本の安倍晋三首相は24日午前、東京都内の首相官邸で会談し、重要な隣国として韓日関係が悪化している厳しい状況をこのまま放置できないとの認識で一致した。韓国外交部の趙世暎(チョ・セヨン)第1次官が会見で伝えた。

握手を交わす李首相(左)と安倍首相=24日、東京(聯合ニュース)

 李氏は安倍氏に、「両国間の懸案が早期に解決されるよう努力しよう」と呼び掛ける内容の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書を渡した。

 ただ、安倍氏は韓日請求権協定を巡る問題について、「国と国との約束を守るべきだ」とするこれまでの立場を繰り返し、韓日首脳会談の開催に関する具体的な言及も出なかった。韓国政府はそれでも、今回の会談を韓日関係の改善に向けた「ターニングポイント」と評価し、韓日政府間ルートを通じた公式対話が活発化することに期待を示した。

 趙氏によると、李氏と安倍氏は北朝鮮問題などで韓日、韓米日の連携が重要だとする認識も共有した。

 李氏は韓日関係の冷え込みを速やかに解消するため、外交当局間の対話を含むさまざまな意思疎通と交流の活性化を促した。両氏は厳しい状況であるほど、両国間の青少年交流を含む民間交流が重要だとの認識で一致したという。

 韓日関係が悪化するきっかけとなった強制徴用問題について、安倍氏は「国と国との約束は守るべきだ」とする立場を重ねて示し、問題解決に向けた外交当局間の意思疎通を継続していこうと呼び掛けた。

 これに対し、李氏は「日本がそうであるように、韓国も1965年の韓日基本関係条約と請求権協定を尊重し順守してきており、今後もそうする。これまでそうしてきたように、今回も韓日両国が知恵を絞り、難関を乗り越えられると信じる」と述べた。

 李氏は安倍氏に、白い封筒に入った文大統領の親書を手渡した。韓国政府の高官は親書の内容について、韓日両国は近い隣国であり北東アジアの平和と安定のため協力すべき重要なパートナーだと強調するとともに、両国間の懸案が早期に解決されるよう互いに関心を持って努力しようと呼び掛けるものだと伝えた。

 趙氏は「李首相が令和時代の幕開けを祝い、両国関係の発展を願う文大統領の親書を安倍首相に渡した」と説明。安倍氏はこれに感謝の意を示したという。

 李氏と安倍氏の会談は21分間行われた。韓国政府は当初、「面会」という言葉を使っていたが、日本側の呼び方に合わせて「会談」に改めた。両国の首脳クラスによる対話は、韓国大法院(最高裁)が昨年10月に強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じる判決を出して以降、初めて。

 韓国政府の高官は今回の会談について、「(日本が対韓輸出規制を強化した)7月以降、両国の厳しい時期が3カ月半続いたが、首相会談が行われたことは一つのターニングポイントと評価できる」と語った。双方が関係の行き詰まりを打開するため、外交当局間の対話を含む意思疎通を促進していくことで意見を同じくしたと評価し、「これまで非公式、間欠的に行われ、試みられていた対話が政府間のルートを通じて公式に、活発に行われるようになるだろう」と説明した。

 また、「李首相も両国の対話促進へ雰囲気づくりが目標だと話していたが、そうした目標には届いたようだ」と評価した。

 関心を集めていた韓日首脳会談の開催について、同高官は具体的な言及が出なかったことを伝える一方、「だからといって首脳会談の可能性を排除しようとするものではない。政府は常に首脳会談にオープンな立場だ」と述べた。

会談する李首相(左)と安倍首相=24日、東京(聯合ニュース)

tnak51@yna.co.kr

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