北朝鮮 水産庁取締船が「意図的に漁船と衝突」
2019.10.28 19:39
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、日本の排他的経済水域(EEZ)内で北朝鮮漁船と水産庁の漁業取締船が衝突した事故について、日本側が意図的に起こしたものと主張する論評を出した。
朝鮮中央通信は論評で、排水量が1300トンの取締船が、400トンしかない漁船に突っ込んだという事実は、漁船を沈没させるために意図的に行ったことを立証していると主張した。
水産庁は7日に日本のEEZ内にある好漁場「大和堆(やまとたい)」で発生した同事故の映像を同庁のホームページとユーチューブで公開した。
事故により北朝鮮漁船は沈没。乗組員は海に投げ出されたが救助され、付近にいた別の北朝鮮船に引き渡された。
日本側は映像で北朝鮮の船が左にかじを切ったとし、違法操業を取り締まるための適切な対応だったと説明した。
これについて朝鮮中央通信は事故の原因を北朝鮮側に押し付けて責任逃れをするものとし、日本当局の北朝鮮敵視政策の表れであり、意図的に起こした蛮行と批判した。また公開された動画について、編集して事故の真相を隠そうとするものと主張した。
さらに「日本政府がわれわれの漁船を沈没させ物質的被害を与えたことに対し賠償を強力に要求する」とし、このような事件が再び発生すれば、日本が望まない結果がもたらされるだろうと警告した。
yugiri@yna.co.kr