【ソウル聯合ニュース】アジア・太平洋通信社機構(OANA)の第17回総会が7、8の両日にソウルで開催され、韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースが正式にOANA議長に選出される。
OANAの総会が7、8日にソウルのロッテホテルで開催される(聯合ニュース提供)=≪転載・転用禁止≫
OANAはアジア・太平洋地域での円滑なニュース情報交流、域内外の通信社間の協力強化などを目的に設立され、現在は聯合ニュースをはじめ35カ国の通信社43社が加盟している。3年ごとに開催される総会には加盟通信社の代表が一堂に会する。議長に選ばれた通信社は向こう3年間、理事会や総会などの会議の議題準備やOANAのウェブサイト運営など、事務局の役割を担う。
聯合ニュースは加盟から約30年にして議長を担うことになる。国際メディア界での聯合ニュースと韓国メディア、韓国のステータス向上を示すものと評価される。同社は今後、各国通信社との交流、協力の幅を積極的に広げ、全方位の「メディア外交」に取り組む構えだ。
今回の総会では「ジャーナリズムが直面した新たな挑戦:技術革新と信頼性」をテーマに三つのパネルセッションを進行する。7日に「5G(第5世代移動通信)時代のメディア環境の変化と技術革新」、8日は「技術革新に伴うニュースルームの変化」と「メディアの信頼性と責任感」について話し合う。
聯合ニュースは同総会を通信社間の交流だけでなく、通信社が韓国の政府、財界と意思疎通する機会としても活用する計画だ。同社の趙成富(チョ・ソンブ)社長をはじめとするOANA加盟通信社の代表団は7日午後、青瓦台(大統領府)を訪ね文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬する予定。同代表団と韓国主要企業関係者との昼食会も開かれる。
一方、聯合ニュースは中国の新華社やアラブ首長国連邦(UAE)の国営首長国通信(WAM)、ロシアのタス通信、日本の共同通信、時事通信などと個別に会い、ニュースコンテンツの交流拡大策を話し合う計画だ。
4月にベトナム・ハノイで開催されたOANA理事会(資料写真)=(聯合ニュース)
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