【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は29日、北朝鮮が「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」と推定される飛翔(ひしょう)体2発を発射したことに関し、北朝鮮核問題を巡る交渉の韓国代表を務める李度勲(イ・ドフン)同部朝鮮半島平和交渉本部長が日本、米国のカウンターパートとそれぞれ電話会談を行ったと発表した。
北朝鮮の朝鮮中央通信が29日に報じた超大型放射砲の連発試験射撃=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
李氏は前日夜に日本外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長と通話したのに続き、この日午前に米国のビーガン北朝鮮担当特別代表とも電話会談を行った。それぞれ北朝鮮による飛翔体発射について状況を共有し、今後の対応方向について話し合った。
また、滝崎氏との協議では先ごろ韓国が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了の条件付き延期を決めたことに対する日本側の評価があったという。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は28日午後、東部の咸鏡南道・連浦から朝鮮半島東の東海上に超大型放射砲とみられる短距離飛翔体2発を発射した。飛行高度は約97キロで、約380キロを飛行し、30秒の間隔で発射された。
李度勲・外交部朝鮮半島平和交渉本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
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