【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、韓国を公式訪問しているスウェーデンのロベーン首相と青瓦台(大統領府)で首脳会談を行い、両国関係の発展や実質的な協力促進策などを幅広く議論した。
記念撮影する文大統領(右)とロベーン首相=18日、ソウル(聯合ニュース)
スウェーデン首相との首脳会談は、文大統領が同国を国賓訪問した6月以来約半年ぶり。
文大統領とロベーン首相は会談で、近ごろの朝鮮半島情勢などを共有したほか、恒久的平和定着のための方策を巡って意見交換した。
文大統領は朝鮮半島の恒久的平和のためのスウェーデン政府の積極的な寄与に対して謝意を表した上で、朝鮮半島の平和と安定に向けて支持を呼びかけた。
ロベーン首相は「対話を通じて朝鮮半島問題を平和に解決しようとする韓国政府の努力を全面的に支持する」とし、「今後も韓国との緊密な協力を基に対話促進に力を尽くす」と明らかにした。
文大統領はスウェーデンを国賓訪問した際、議会での演説で「平和は核ではなく対話で実現できる」とする「ストックホルム提案」を発表している。
このほか、両首脳は韓国とスウェーデンが貿易・投資増進、防衛産業、科学技術、情報通信技術(ICT)などの分野で協力を進め、革新・スタートアップ、気候変動など第4次産業革命時代への対応のための協力をさらに活性化することを決めた。
会談後、両国は保健・福祉と性平等分野で了解覚書(MOU)を締結した。
青瓦台は「ロベーン首相の公式訪韓は両国の友好協力関係をさらに強化し、国交樹立60周年を迎える両国間の実質的協力拡大のための土台を固める契機になる」と説明した。
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