【済州聯合ニュース】韓国格安航空会社(LCC)のチェジュ航空は20日、南部・済州島と日本の福岡を結ぶ路線の運航を2020年1月から2月までの2カ月間、休止すると発表した。日本による対韓輸出規制の強化などを受けた韓日関係の悪化で、搭乗率が低迷しているため。
チェジュ航空の旅客機(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
済州―福岡線は2014年10月に直行便が途絶えたが、チェジュ航空が今年7月に新規就航し、週3往復運航してきた。
チェジュ航空によると、同路線の搭乗率は就航初月の7月と8月には70~75%だったが、9月に入ると40%台半ばに急落し、今月は20%台まで落ち込んだ。10席のうち8席が空席状態のため、運航するたびに赤字が発生しているという。
チェジュ航空の関係者は「低い搭乗率と赤字幅の拡大で運航を続けられない状況。来年3月以降、両国間の状況が好転し、再開できるよう願うばかりだ」と話している。
チェジュ航空に先立ち、韓国航空大手の大韓航空とアシアナ航空、LCCのエアプサン、ティーウェイ航空などが日本への旅行客の減少などを理由に日本路線の運航を縮小または休止した。
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