【北京、ソウル聯合ニュース】韓中日は22日、中国・北京で貿易担当相会談を3年2カ月ぶりに開き、包括的で高いレベルの3カ国自由貿易協定(FTA)締結実現のため、しっかりとした目標を掲げ交渉を進めることで合意した。
22日、北京で会談した(左から)鐘山氏、成允模氏、梶山弘志氏(韓国産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》
会談には韓国の成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源部長官、中国の鐘山商務相、日本の梶山弘志経済産業相が出席した。
3カ国の閣僚は貿易と産業協力に関する協力強化策を盛り込んだ共同声明を採択。FTAのほか、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)についても来年署名できるよう努力することで一致した。
また、世界貿易機関(WTO)を中心とした多国間貿易体制を守るために連携し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)や主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)などでの協力を続けることを確認した。
今回の第12回貿易担当相会談は2016年10月に東京で第11回会談が開かれて以来の開催となった。日本政府が今年7月に対韓輸出規制の強化を発表してから韓日関係が一層悪化する中、初めて担当閣僚同士が顔を合わせる場となったが、成氏と梶山氏が日本の輸出規制問題を巡って何を議論したかどうかは分かっていない。両者は3カ国会談に続く夕食会の後、約10分対話した。
次回の3カ国貿易担当相会談は韓国で開催される。
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