【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル東部地検は17日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に近いとされる柳在洙(ユ・ジェス)釜山市前副市長に対する監察打ち切り問題に絡み、チョ国(チョ・グク)前法務部長官(54)を職権乱用の罪で在宅起訴した。
チョ国氏(資料写真)=(聯合ニュース)
検察は起訴の理由について、文政権で高官などの不正を調べる青瓦台(大統領府)民情首席秘書官を務めていたチョ氏が、民情首席室特別監察班の柳氏に対する監察の過程で重大な不正の疑いを確認しながらも違法に監察中断を指示し、監察を妨害するとともに、柳氏が在籍していた金融委員会関係者の監察・人事権限を侵害した事実が認められると説明した。
検察は先月23日、職権乱用などの容疑でチョ氏の逮捕状を請求したが、ソウル東部地裁は「容疑は認められる」としながらも、証拠隠滅や逃亡の恐れがないため逮捕の必要は認められないとして請求を棄却した。
柳氏は先月13日、金融委員会での勤務時に業者から賄賂を受け取ったとして収賄罪で起訴されている。
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