韓国の新規コロナ感染者300人超 8日間で1900人
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は21日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から324人増え、計1万6670人になったと発表した。1日当たりの新規感染者は14日から連続で100人を超えているが、300人を上回るのは初めて。8日間の感染者は2000人に迫る。全国の16市・道のうち、済州道を除くすべての地域で感染者が出ており、首都圏を中心に広がった感染が全国に広がる様相を示している。
14日から8日間の感染者数は計1900人となった。
1日当たりの新規感染者数が300人を上回るのは3月8日(367人)以来。
この日新たに確認された324人のうち市中感染が315人、海外からの入国者の感染は9人だった。市中感染の315人を地域別にみると、ソウル市が125人、京畿道が102人、仁川市が17人と、首都圏が244人を占めた。このほか、忠清南道が11人、江原道が9人、釜山市が8人、大田市と全羅南道、慶尚北道がそれぞれ6人、光州市と全羅北道がそれぞれ5人、大邱市と慶尚南道がそれぞれ4人、世宗市と忠清北道がそれぞれ3人、蔚山市が1人だった。
首都圏では、ソウル市城北区にある「サラン第一教会」と15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に同市中心部の光化門で開かれた集会に関係する感染者の発生が相次いでいる。20日正午時点で同教会に関係する感染者は676人となった。感染拡大防止のため、疫学調査を行っている場所が150カ所に達しており、感染者はさらに増えるとみられる。集会に関係する感染者は18人となっている。
このほか、ソウル郊外の竜仁市にある教会で165人、坡州市にあるコーヒーチェーン大手、スターバックスの野塘駅店で58人など、集団感染が続いている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは9人で、このうち3人は空港や港湾での検疫で感染が判明した。残りの6人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は2人増え、計309人となった。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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