【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が8日、党中央軍事委員会の拡大会議を主宰し、台風9号の影響で大きな被害が出た北東部の咸鏡南道・検徳地区などの状況を確認するとともに復旧対策を議論した。朝鮮中央通信が9日、報じた。
朝鮮労働党機関紙、労働新聞が報じた党中央軍事委員会の拡大会議の様子(同紙HPより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
通信によると、検徳鉱業連合企業所などで住宅約2000戸や数十棟の建物が損壊・浸水の被害に遭った。また、45カ所・計6万メートルの道路が流失し、59の橋が切断、31カ所・計約3500メートルの区間の鉄路路盤と2カ所・計約1130メートルのレールが流失するなど、「交通が完全にまひする非常事態に直面した」という。
検徳は北朝鮮の代表的な鉛と亜鉛の産地だ。
また、金委員長が被害状況と復旧建設規模を検討したとして、「復旧建設を再び人民軍隊に委任することにした」と伝え、軍を動員して復旧に乗り出す計画を明らかにした。
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