【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が1日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、暫定値)は前期比2.1%増加した。10月下旬に発表した速報値から0.2ポイント引き上げられた。新型コロナウイルス感染症の打撃を受け、1~3月期(1.3%減)と4~6月期(3.2%減)は2四半期連続でマイナスとなり、特に4~6月期はリーマン・ショック直後の2008年10~12月期(3.3%減)以来、11年半ぶりの低水準に沈んだ。その反動も大きく、7~9月期はプラスに転じた。
輸出を待つ自動車(資料写真)=(聯合ニュース)
7~9月期は、韓国経済を支える輸出が前期比16.0%と大幅に伸びた。自動車と半導体をけん引役に、1963年10~12月期(24.0%減)以来の落ち込み幅だった前期(16.1%減)から持ち直した。輸入も原油や化学製品などを中心に5.6%増加した。
設備投資は機械類や輸送用機械などが増加し、全体で8.1%増となった。速報値から1.4ポイントの引き上げ。建設投資は土木工事の縮小などが響き7.3%減少した。民間消費は横ばい。いずれも速報値から上方修正された。
実質国内総所得(GDI)は前期比2.4%増加した。交易条件が改善し、実質GDPの伸びを上回った。
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