【ソウル聯合ニュース】韓国の女優イ・ヨンエさんが、苦しむ子どもたちと新型コロナウイルス感染症の対応にあたる医療従事者のために使ってほしいと1億ウォン(約950万円)を寄付した。ソウル峨山病院が6日、イさんから4日に寄託を受けたと明らかにした。
イ・ヨンエさん(ワーナー・ブラザース・コリア提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国では先ごろ、養子として引き取られた1歳4カ月の女の子、ジョンインちゃんが養父母から虐待を受けて死亡した事件が詳しく報じられ、社会に大きな衝撃を与えた。
イさんは「ジョンインのように社会の無関心の中でうめいていたり、病気で苦しんだりする子どものために寄付金を使ってもらえれば」と説明した。また、自身の安全より優先して新型コロナと闘う医療従事者を少しでも応援したいという気持ちも伝えた。
イさんは5日に自身の子どもを連れてジョンインちゃんの墓参りもしている。
ソウル峨山病院によると、イさんは同病院も含め峨山社会福祉財団傘下の病院にこれまで総額3億5000万ウォンを寄付してきた。これらは重症患者と多文化家庭(国際結婚家庭など)出身患者の治療に用いられた。
このほか、地震の被災地や、最近では新型コロナの流行第1波の中心地となった大邱エリアなどにも多額の寄付をしている。
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