【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は21日、同社副会長でサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)氏の「獄中会見文」としてインターネット上に出回っている文書について、「全く事実ではない」と内容を否定した。
李在鎔氏(資料写真)=(聯合ニュース)
前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などに問われた李氏は、今月18日の差し戻し控訴審で懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡され、収監されている。
20日からネット上で出回っている李氏の「獄中会見文」とされた文書には、「サムスンを愛する国民の皆さんに申し訳ない」という謝罪のほか、「グループ本社を第三国に移転する」「(グループ会社が経営するテーマパークの)エバーランドは子どもたちのため無料で開放する」といった突拍子もない内容もある。
サムスン電子の関係者はこれについて、「全く事実ではなく、21日に弁護人を通じて発表したメッセージが本物だ」と説明した。
李氏は21日、弁護人を通じ「(サムスンが設置した外部委員らによる監視機関である)順法監視委員会の活動を引き続き支援していく」などとのコメントを発表した。
tnak51@yna.co.kr
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