【ソウル聯合ニュース】韓国の国家人権委員会は25日午後、全員委員会を開き、故朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の元女性秘書に対するセクハラ疑惑を巡る職権調査の結果を非公開で審議する。同日にも判断が下される見通しだ。
国家人権委の全員委員会(資料写真)=(聯合ニュース)
全員委員会は通常、調査団が作成した報告書を審議して結論を決め、盛り込む内容をまとめる。大きな意見の相違がなければ、議決の結論は当日に発表される。意見が分かれるか、調査が不十分だと判断される場合、結論は翌月に持ち越される可能性がある。
元秘書の女性が人権委に調査を要請した8項目のうち、焦点は朴氏のセクハラ行為が実際にあったかどうかにある。
女性は今月初め、人権委に意見書を送り、「私の最後の希望は人権委の調査結果発表」とし、「誰かを処分するための事実確認ではなく、誰かの人生を助けるための事実確認を通じ、社会の混乱を解消することを望む」と訴えた。
女性の弁護士と女性団体は昨年7月、人権委に朴氏のセクハラ疑惑とソウル市関係者のほう助疑惑、告訴事実の漏えいの経緯などについて調査するよう要請。人権委は同年8月、9人で構成される調査団をつくり、約5カ月間にわたって調べてきた。
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