Go to Contents
検索

記事一覧

サムスン電子 コロナ禍でも営業益29.6%増=20年通期

2021.01.28 11:10

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が28日発表した2020年通期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は35兆9939億ウォン(約3兆3700億円)で前年比29.6%増加した。売上高は同2.8%増の236兆8070億ウォンだった。米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染拡大などの逆風の中でも、営業利益は過去4番目、売上高は3番目の大きさとなった。

ソウル市内にあるサムスン電子の社屋(資料写真)=(聯合ニュース)

 昨年は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が響き出足が低調だったが、7~9月期に入るとそれまで抑制されていた需要が回復。非接触・非対面ニーズと巣ごもり需要の急増を追い風に、主力の半導体とスマートフォン(スマホ)に加え、家電も善戦した。

 20年10~12月期の営業利益は前年同期比26.4%増の9兆470億ウォン、売上高は2.8%増の61兆5515億ウォンだった。前年同期比では良好な業績だが、12兆ウォンの営業利益を計上した前期に比べると勢いが鈍化した。

 部門別にみると、半導体部門の10~12月期の営業利益は3兆8500億ウォンで、4兆ウォンには届かなかった。20年の半導体市場は全般的に良好だったが、10~12月期はサーバー向けメモリー価格の小幅下落とウォン高の影響で、営業利益が前期(5兆5400億ウォン)に比べると1兆7000億ウォンほど減った。売上高は18兆1800億ウォン。 

 また、スマホ事業を担うIT・モバイル(IM)部門の10~12月期営業利益は2兆4200億ウォン、テレビ・家電などの消費者家電(CE)部門は8200億ウォン、ディスプレー(DP)部門は1兆7500億ウォンと集計された。

 20年の設備投資は約38兆5000億ウォンで、前年比43%増加した。このうち32兆9000億ウォンが、最先端メモリーのファウンドリー(半導体受託生産)転換に向けた、極端紫外線(EUV)技術採用の生産ラインの増設に投じられた。ディスプレー部門では、量子ドット技術を使ったディスプレーの生産能力増強などに3兆9000億ウォンを充てた。

サムスン電子の四半期別の業績(上のグラフ)と年度別の業績(下のグラフ)。水色の棒グラフが売上高、青色の棒グラフが営業利益(単位:兆ウォン)=(聯合ニュース)

mgk1202@yna.co.kr

キーワード
文字サイズ

文字サイズの例

お問い合わせ

聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。

聯合ニュース日本語版では、イベントの 開催告知、取材案内、韓国関連企業 のプレスリリースなどの情報をお待ちして おります。お寄せいただいた情報は、 担当者が検討の上、ご紹介させてい ただきます。

提出

ご協力ありがとうございます。

スクラップ

シェア

リンクを取得するにはURLを長押ししてください