【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日の首席秘書官・補佐官会議で、「国民生活が厳しい中、捨てるべき旧時代の遺物のような政治で対立をあおり、政治を後退させないでほしい」と述べた。直接的には言及しなかったが、政府が北朝鮮に対する原発建設支援を極秘に進めたとする「国民の力」など野党の主張を非難する発言とみられる。
文大統領=(聯合ニュース)
青瓦台(大統領府)も同日、米国や国際社会に知られずに原発建設を推進するのは不可能だとして、度を越えた政治攻撃だと批判していた。
一方、文大統領は新型コロナウイルスの防疫措置について、「国民生活の困難な状況が続き、胸が痛い」として、「営業時間を1時間でも延ばしてほしいとの要求も受け入れられず大変申し訳なく、(旧正月連休の)帰省と移動の自粛を要請したことも大変心が重い」と表明した。
また、「防疫措置を緩和し、国民生活の困難を解消させたい気持ちでいっぱいだ」としながら、国民の協力を呼び掛けた。
その上で、「ワクチンの供給に全力を傾ける」として、「より多くの国民が接種できるよう最善を尽くし、運送や保管、接種など全過程を透明に公開する」と強調。「偽ニュース、虚偽の事実の流布でワクチン接種を妨害することに厳しく対応せざるを得ない」と述べた。
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