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北朝鮮 ミサイル部隊増やし特殊作戦軍強化=韓国国防白書

2021.02.02 12:00

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は2日、過去2年間の北朝鮮軍の変化などを詳細に記した2020年版国防白書を刊行したと発表した。白書によると、北朝鮮軍は各種の弾道ミサイルを運用する戦略軍配下のミサイル旅団数を9個から13個に増やし、装甲車などを配備した機械化歩兵師団の数も4個から6個に増設した。また、特殊戦部隊の特殊作戦軍は青瓦台(大統領府)など韓国の戦略施設の模型を作って攻撃訓練を強化しており、装備も最新のものに入れ替えている。

北朝鮮が昨年10月に開催した朝鮮労働党創建75周年の閲兵式(軍事パレード)に登場した中距離弾道ミサイル「火星12」(党機関紙・労働新聞のホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 戦略軍配下のミサイル旅団には韓国全域を攻撃できる短距離弾道ミサイル「スカッド」(射程300~1000キロ)をはじめ、準中距離弾道ミサイル「ノドン」(同1300キロ)、中距離弾道ミサイル「ムスダン」(同3000キロ以上)などが配備されているとされる。

 ミサイル旅団を4個増やし、ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」と北朝鮮版ATACMS(米国の戦術地対地ミサイル)、中距離弾道ミサイル「火星12」、「火星」系列の一部大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備した部隊を追加で編成した可能性も指摘されている。

 韓国軍の関係者は、部隊の増設は既存のミサイル施設の規模拡張によるものだとの見方を示し、追加編成された部隊に配備されたミサイルの種類についてはさらに分析が必要だと説明した。

 北朝鮮の核能力について、白書は「核兵器を製造できるプルトニウムを約50キロ保有」「高濃縮ウラン(HEU)を相当量保有」「核兵器の小型化能力は相当な水準」などと記述、2年前の白書の評価を踏襲した。

 また、北朝鮮軍は特殊戦部隊の地位強化のため特殊作戦軍を独立的に運用しているが、司令部を別途に編成したり、司令官を任命したりしたかどうかは分かっていないと説明した。

 特殊作戦軍は配下に戦略的特殊部隊の第11軍団、特殊作戦大隊などを置き、兵力は約20万人だ。最近では韓国の青瓦台などの模型を狙った攻撃訓練を強化しており、特殊戦の装備も最新型のものに入れ替えている。

 白書は、北朝鮮が最近、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載可能な新型潜水艦を追加で建造していると説明した。3000トン級以上の潜水艦建造を念頭に置いているようだ。2年前の白書では、2000トン級潜水艦にのみ言及していた。

 北朝鮮は、韓国の国防部に相当する人民武力省の名称を「国防省」に変え、人民武力省の傘下に置いていた工兵軍団、道路建設軍団の所属を変更した。

 白書は、北朝鮮軍は陸軍、特殊作戦軍、海軍、航空・反航空(防空)軍、戦略軍の5軍種を統合軍制で運用しているとし、「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は政権発足後、軍建設の戦略的路線として政治思想の強軍化、道徳の強軍化、戦法の強軍化、多兵種の強軍化という4路線を新たに提示した」と伝えた。

 一方、20年版白書は18年版と同様、北朝鮮について「主敵」という表現を使わず、代わりに包括的な概念として「敵」という用語を使用した。「わが軍は韓国の主権、国土、国民、財産を脅かし、侵害する勢力をわれわれの敵とみなす」と記述している。あわせて、18年9月に北朝鮮と結んだ軍事合意の成果なども白書に盛り込まれた。

 国防白書の刊行は隔年で、今回が24回目。20年版は8章(362ページ)構成になっている。英語、中国語、日本語、ロシア語で作成した要約版を今年6月までに刊行予定だ。

tnak51@yna.co.kr

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