【ソウル聯合ニュース】韓国の金融委員会は3日に開いた臨時会議で、株式上場銘柄の空売り禁止措置を5月2日まで延長し、同月3日からは総合株価指数(KOSPI)と新興企業向け株式市場コスダックの大型株に限り空売りを再開することを決めた。
金融委員会の殷成洙(ウン・ソンス)委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
金融委は昨年3月、新型コロナウイルスの流行により動揺した株式市場を安定させるため、3月16日から9月15日まで空売りを禁止することを決定。その後もコロナ禍が収束しなかったため、空売り禁止を今年3月15日まで6カ月延長することを決めた。
5月3日からはKOSPIとコスダックの主要銘柄で構成されるKOSPI200とコスダック150に限定し空売りを再開し、そのほかの銘柄については空売り禁止が延長される。
大型株は時価総額が大きく、流動性が十分なため空売りが与える影響が限られる点を考慮したという。
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