ADB事務総局長にオム・ウジョン局長 15年ぶり韓国人
2021.02.22 11:21
【ソウル聯合ニュース】韓国企画財政部は22日、アジア開発銀行(ADB)の事務総局長にADBで持続的開発・気候変動局長を務める韓国のオム・ウジョン氏が選任されたと発表した。事務総局長は総裁、副総裁と共に経営陣会議に出席する幹部ポストで、韓国人が同職に就くのは李永檜(イ・ヨンフェ)氏(在任2003~06年)以来、15年ぶり。
オム氏はADBで27年以上の勤務歴を持つ国際開発分野の専門家で、新型コロナウイルス感染症による危機の克服、気候変動への対応といった業務を担ってきた。
企画財政部は、同氏の選出の背景には政府の積極的な後押しがあったと説明する。洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は昨年、浅川雅嗣ADB総裁とテレビ会議形式で2回対話し、韓国政府はコロナ克服に向けADBを通じて開発途上国に200万ドル(約2億円)の緊急支援を提供した。
tnak51@yna.co.kr
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