【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、青瓦台(大統領府)で開いた新型コロナウイルス対応特別防疫点検会議で、「油断すると爆発的な大流行につながる可能性がある際どい状況」として、「ここで押されると国民生活と経済に負担が生じても社会的距離の確保のレベルを引き上げざるを得ない」と述べた。
新型コロナウイルス対応特別防疫点検会議で発言する文大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
文大統領は「今、防疫状況を安定させる上で最も重要なのは周辺に広範囲に広がっている隠れた感染者を見つけること」とし、検査対象を最大限に拡大し、検査を積極的に実施するよう指示。「防疫措置の違反に対しては厳正な法的措置を取り、緊張度を高めなければならない」と強調した。
また、7~9月期までに2000万回分のワクチンが供給されるとして、「11月の集団免疫(獲得)という目標達成時期を早めることに総力を挙げなければならない」と述べた。
英アストラゼネカ製のワクチンの安全性を巡る問題に関しては、「安全性問題は一段落し、専門家の意見を尊重して接種方針が決まった」とし、「ワクチンは科学だ。政府の方針に従って接種に積極的に臨んでほしい」と呼び掛けた。
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