【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は20日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から549人増え、累計11万5195人になったと発表した。市中感染が529人、海外からの入国者の感染が20人だった。
新型コロナウイルスの検査を待つソウル市民(資料写真)=(聯合ニュース)
1日当たりの新規感染者数は14日に731人まで増加したが、ここ2日は500人台となった。直近1週間の1日平均は644.6人。ただ、新規感染者数は土日に検査数が減る影響で週前半はやや少なく、週の半ばから再び増える傾向にあるため、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。首都圏だけでなく首都圏以外でも連日3桁台の感染者が出ている上、感染経路不明者の割合も27%を超えており、感染者はいつ急増してもおかしくない状況だ。
新たに確認された市中感染者529人を地域別にみると、ソウル市が147人、京畿道が184人、仁川市が18人で、首都圏が349人と全体の66.0%を占めた。
首都圏以外の地域では、釜山市と慶尚南道がそれぞれ29人、蔚山市が21人、慶尚北道が20人、江原道が18人、忠清南道が16人、忠清北道が14人、大邱市が12人、大田市が8人、光州市と全羅南道がそれぞれ4人、全羅北道が3人、世宗市と済州道がそれぞれ1人の計180人だった。
教会や飲食店、工場、知人同士の集まり、塾など日常生活のさまざまな場で感染が確認されている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは20人だった。このうち10人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増えて計1802人となった。韓国国内の平均致死率は1.56%。重篤・重症患者は前日から10人増え、109人となっている。
19日の検査件数は4万3771件で、日曜日だった18日に比べ2万5016件多かった。
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