【ソウル聯合ニュース】韓国の食品医薬品安全処は22日、外交部に対し、ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の安全性に関する情報を海外から収集するよう要請したと発表した。
ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」(コラージュ)=(聯合ニュース)
食品医薬品安全処は外交部に公文書を送り、スプートニクVを接種している国で血栓症などの副反応に関する情報を集めてほしいと求めた。対象国はロシアなど12カ国とされる。これを受け、外交部は在外公館に情報収集を指示した。
現在、食品医薬品安全処にスプートニクVの品目許可申請が出されているわけではなく、同処の関係者は、外交部への依頼は「(スプートニクVの)許可や導入の是非に関係なく、海外で開発された新型コロナワクチンの情報と副反応事例を収集するためのもの」だと説明している。
スプートニクVはロシアが世界に先駆けて開発し、昨年8月に承認したワクチンで、接種後にまれに血栓が生じる恐れのある英アストラゼネカや米ヤンセンファーマのワクチンと同じ「ウイルスベクター」と呼ばれる種類だ。
韓国製薬会社とロシアの政府系ファンドの生産契約に基づき、スプートニクVは来月から韓国で輸出用に生産される。
tnak51@yna.co.kr
キーワード