【ソウル聯合ニュース】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表が23日、北朝鮮に向けて近日中にビラを散布する計画があると明らかにしたことを受け、韓国統一部が同日、関連法に基づいて法的対応を取る方針を発表した。
「自由北韓運動連合」の朴相学代表(資料写真)=(聯合ニュース)
統一部は、朴氏がビラ散布を予告したことに関連し、「南北関係発展に関する法律」の改正法は南北軍事境界線の近くで暮らす国民の安全を守るための法律であり、違反があれば法の趣旨にのっとり対処していくと説明した。
また「そのために警察など関連機関と協力して一部団体のビラなどの散布の動きを管理していく」と伝えた。
警察と協力してビラ散布などが行われないよう努力し、実際に散布が実施されれば法により対応するとの方針を示したものと受け止められる。
同改正法は南北軍事境界線一帯でのビラ散布行為などに対し、3年以下の懲役または3000万ウォン(約290万円)以下の罰金を科すことを柱としている。先月30日に施行された。
施行後に北朝鮮に向けビラを散布する計画を公開したのは、朴氏が初めて。
朴氏は聯合ニュースに対し、「北朝鮮自由週間」に合わせて25日から来月1日の間に北朝鮮に向けてビラを散布する計画を明らかにした。
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