【ソウル聯合ニュース】韓国インターネット大手・カカオの子会社、カカオジャパン(東京都港区)は20日、グローバル投資企業のアンカー・エクイティ・パートナーズと海外の政府系ファンドからの投資により、約600億円規模の資金調達を実施すると発表した。
カカオジャパンが運営する漫画配信アプリ「ピッコマ」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
カカオジャパンが第三者割当増資により発行する新株と旧株の一部を、アンカー・エクイティ・パートナーズなどが出資する「ライアン&フレンズファンド」が購入する形となる。
同社は「2021年の日本国内におけるコンテンツ企業への投資としては最大規模」だとし、今回の投資により、カカオジャパンの企業価値は約8000億円を超えると説明した。
カカオジャパンが運営する漫画配信アプリ「ピッコマ」は昨年7月以降、日本の漫画アプリサービスでセールス1位を維持している。
同社は日本と韓国にスタジオを設立し、ウェブトゥーン(縦スクロール漫画)コンテンツを制作。現在、新規株式公開(IPO)を推進している。
金在龍(キム・ジェヨン)カカオジャパン社長は「ピッコマの競争力が世界の投資家に高く評価された」とし、「ピッコマのプラットフォームとクリエイターの育成にさらに果敢に投資し、グローバルなメインコンテンツとして漫画とウェブトゥーンの地位を確立させるために先頭に立つ」と述べた。
投資を誘致したカカオのペ・ジェヒョン最高投資責任者(CIO)は「海外子会社の初の投資誘致事例であり、今年の日本におけるコンテンツ企業のうち最大価値、最大規模の投資誘致だ」としながら「日本のみならずグローバル競争力を持つ知的財産(IP)を積極的に確保して市場をリードし、強みを持つ新事業の領域に攻撃的に投資してグローバルな影響力を拡大したい」と述べた。
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