【ワシントン聯合ニュース】米国を公式訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日午後(日本時間22日未明)、ホワイトハウスでバイデン大統領と初の対面会談を行った。約1時間半の単独会談、少人数会談に続く拡大会談の冒頭で文氏は「バイデン大統領と韓米同盟の強化と朝鮮半島平和への共通の意思を確認した」と説明。「朝鮮半島の完全な非核化と平和定着に向け米国と共に緊密に協力していく」と述べた。
拡大会談を行う文大統領(右列手前から2人目)とバイデン大統領(左列同2人目)=21日、ワシントン(聯合ニュース)
また、新型コロナウイルス危機においても両国が防疫協力を続け、半導体やバッテリー分野で両国企業の協力も行われているとして、「東アジア経済ハブに向けた協力拡大など両国のみならず世界の経済拡大の突破口になる」と強調した。
さらに、新型コロナ拡大以降、初の海外訪問先として米国を訪問したことに触れ、「ソウルで再会することを期待している」と呼びかけた。
バイデン氏は冒頭、韓米同盟について「世界の平和と安定に欠かせない」と述べ、両国の協力強化の必要性を強調。「両国関係がさらに成熟し、新たな挑戦で協力することを期待する」と話した。
単独、少人数会談については「共通の議題を巡り非常に有益な対話をした」と説明。スタッフから対話が非常に長時間に及んでいると指摘するメモを受け取ったと明かした。
また、文氏がバイデン氏就任後に対面で会談する2人目の首脳であることに触れながら、会談に先立って朝鮮戦争に従軍した米退役軍人に名誉勲章を贈る行事に共に出席したことに謝意を表した。
バイデン大統領との拡大会談で発言する文大統領=21日、ワシントン(聯合ニュース)
文大統領との拡大会談で発言するバイデン大統領=21日、ソウル(聯合ニュース)
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