【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は23日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から585人増え、累計13万5929人になったと発表した。市中感染が570人、海外からの入国者の感染が15人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(666人)より81人少なく、2日ぶりに600人を下回った。ただ、週末で検査件数が大幅に減った影響とみられ、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。新規感染者数は土日に検査数が減る影響で週前半はやや少なく、週の半ばから再び増える傾向にある。
ソウル駅付近で、新型コロナの検査を受けるため列を作る人々(資料写真)=(聯合ニュース)
新たに確認された市中感染者570人を地域別にみると、ソウル市が180人、京畿道が150人、仁川市が12人で、首都圏が342人と全体の60.0%を占めた。
首都圏以外の地域では、大邱市が57人、忠清南道が24人、蔚山市が23人、江原道が18人、慶尚南道が17人、釜山市と全羅北道がそれぞれ14人、大田市と慶尚北道がそれぞれ12人、全羅南道が10人、光州市と忠清北道がそれぞれ9人、済州道が8人、世宗市が1人の計228人だった。
公衆浴場や遊興施設のほか、オフィス、家族や知人同士の集まりなど全国的に日常生活のさまざまな場でクラスター(感染者集団)が発生している。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは15人だった。このうち10人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの5人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から5人増えて計1931人となった。韓国国内の平均致死率は1.42%。重篤・重症患者は前日から1人減り、149人となっている。
22日の検査件数は1万5333件で、前の日に比べ1万8525件少なかった。
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