【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は1日、南北経済協力事業の金剛山観光を手掛けてきた現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長と政府庁舎で面会し、韓米首脳会談を機に南北協力を進展させる環境が整ったとの見方を示した上で、北朝鮮・金剛山への個別観光推進の意思を再確認した。
言葉を交わす李長官(右)と玄会長=1日、ソウル(聯合ニュース)
金剛山観光は2008年に韓国人観光客が北朝鮮兵により射殺された事件を受けて中止されている。李氏は、金剛山観光の正常化は18年9月の南北首脳会談で発表された「平壌共同宣言」で既に合意されたとし、「政府はこれを積極的に履行すべきだという考えを堅持している」と述べた。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大で困難だが、金剛山観光が再開されたときは離散家族面会所など関連施設の改修作業も進める用意があるとした上で「南北が会えばさらに発展した(金剛山観光)正常化の道を共に模索することができるだろう」と強調した。
これに対し、玄氏は「南北関係が改善され、金剛山観光と開城工業団地の操業が再開されることを願う。現代も最善を尽くす」と述べた。
hjc@yna.co.kr
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