【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は5日、駐留米軍の撤退で治安の悪化が懸念されるアフガニスタンに滞在する韓国人に対し、撤収するよう再度要請したと明らかにした。
アフガニスタンの首都カブール北方のバグラム空軍基地=(ロイター=聯合ニュース)
同当局者によると、同部の多者外交調整官が率いる安全点検団が先月末にアフガニスタンを訪問し、現地の韓国人滞在者と面談して早期撤収を要請した。ただ、「一部在外国民は個人の事情などで現地に滞在中」だという。
韓国政府は米軍撤退によるアフガンの治安悪化が懸念されるとして、現地に滞在する国民に対して6月20日までに撤収するよう要請していたが、一部は連絡を絶って撤収を拒否している。
政府はアフガニスタンを旅行禁止国に指定しており、滞在には許可が必要だ。3カ月ごとに許可を取る必要があり、現状では最長で7月末まで滞在できることになっている。この期限を過ぎても撤収しない場合は旅券法に基づいて告発することも検討するという。
アフガニスタンの駐留米軍は9月11日までに撤収を完了する計画だ。
ikasumi@yna.co.kr
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