【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は16日、中央防疫対策本部の会議で、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、首都圏以外の地域の私的な集まりの人数制限を4人までで統一する案を議論するよう各自治体に要請した。
政府ソウル庁舎で開かれた中央防疫対策本部の会議で発言する金首相=16日、ソウル(聯合ニュース)
韓国の首都圏では現在、午後6時までは5人以上、午後6時以降は3人以上の私的な集まりが禁じられている。首都圏以外の私的な集まりの人数制限は4人・6人・8人までと地域により異なる。このため首都圏の在住者が首都圏以外の地域を訪れ会食をするなどの事例が起きている。
金首相は「全国的な防疫強化措置も検討しなければならない」として、「感染者が増え続ける場合、首都圏以外の地域でも午後6時以降の集まりの人数を制限するしかない」と述べた。
対面礼拝を計画している一部の教会に対しては「共同体を危険に陥れかねない行為は自粛してほしい」と協力を求めた。
55~59歳を対象とする新型コロナワクチン接種の予約受け付けに希望者が殺到し、予約システムが一時停止した問題に関しては、「接種は滞りなく進められる」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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