【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日の首席秘書官・補佐官会議で、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることについて、「防疫措置を守ることに例外や特権はあり得ない。防疫措置に違反する行為に対し、断固として厳しい責任追及が不可避だ」と強調した。
首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領(青瓦台提供)=19日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国政府は首都圏の感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを12日から2週間、最高レベルに当たる第4段階に引き上げた。
文大統領は厳格な防疫措置とともにワクチン接種のスピードを上げる方針を示し、「40代以下の国民に対するワクチン接種計画も速やかに講じ、各自がいつワクチン接種可能か予測できるようにする」と述べた。
また、新型コロナウイルス対策として編成した補正予算案について、「国会で補完し、小商工人と自営業者への支援を拡大する」として、「被害支援の範囲をさらに手厚く、幅広くし、補正予算案が可決すれば迅速に執行されるよう準備する」と表明。「損失補償法による支援も強化された防疫措置を反映し、十分な補償が行われるよう支援規模を拡大し、速やかな執行を準備する」と述べた。
韓国政府は1日、新型コロナウイルス流行の影響を受けている世帯や事業者への追加支援などを盛り込んだ33兆ウォン(約3兆1600億円)の2021年度(1~12月)第2次補正予算案を閣議決定した。第2次補正予算案の規模は、歳出増額を基準にすると過去最大。
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