【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は21日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が19、20日の2日間に新たに1965件報告されたと発表した。このうち死亡が7件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。
ワクチンの接種を終え、副反応に備えて待機する人々(資料写真)=(聯合ニュース)
接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに8件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は69件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。
韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計10万8156件となった。21日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計2312万7731件の0.47%に当たる。
累計接種件数に対する副反応の報告率は、米モデルナ製ワクチンが0.71%、英アストラゼネカ製が0.67%、米ヤンセンファーマ製が0.65%、米ファイザー製が0.26%。
これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計422人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が238人、アストラゼネカ製が177人、ヤンセンファーマ製が7人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化し死亡したケースを含めると、死者は計593人となる。
これまでの全ての副反応の報告のうち、95.0%に当たる10万2703件は比較的軽い症状だった。
予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。
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