【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、農村や漁村の人手不足解消のため、今年導入を再開した外国人季節労働者の一部に感染者が発生したことを受け、韓国政府は外国人季節労働者の新規受け入れを厳格化するなど、防疫管理を強化することを決めた。政府の中央災難(災害)安全対策本部が21日、明らかにした。
新型コロナウイルスの臨時診療所で検査の順番を待つ外国人労働者(資料写真)=(聯合ニュース)
これに先立ち、政府は9日から新型コロナ感染者が多数発生している国からの季節労働者の新規受け入れを全面的に停止した。今後受け入れが再開されれば、防疫当局と協議して現地の指定病院でPCR検査を受けた人に限って査証(ビザ)を発給する方策を検討する計画だ。
外国人季節労働者は現在、法務部が設けた対応指針に従って入国前後にそれぞれ2回ずつ、計4回のPCR検査で陰性が確認された場合のみ農家などに派遣されることになっている。入国前後2週間ずつの隔離も義務付けられている。
政府は、季節労働者が韓国入国後に防疫規則に違反して新型コロナに感染した場合、翌年度にペナルティーを与える方針だ。また、季節労働者が団体で入国する場合、関係機関と防疫対策を協議してから入国させる計画だ。
ynhrm@yna.co.kr
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