【ソウル聯合ニュース】韓米中日など27カ国・地域が参加する東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)外相会議が6日、テレビ会議方式で開かれた。韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は朝鮮半島の非核化を巡る南北首脳間の合意を履行するよう北朝鮮に求めた。
安光日(アン・グァンイル)駐ASEAN代表部大使兼駐インドネシア大使(テレビ画面中央)の発言を聞く韓国の(チョン・ウィヨン)外交部長官(外交部提供)=6日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ARFは北朝鮮が参加する唯一の域内の多国間協議で、北朝鮮から昨年と同様、安光日(アン・グァンイル)駐ASEAN代表部大使兼駐インドネシア大使が出席した。
鄭氏は南北の通信連絡線が復旧したことが朝鮮半島平和プロセスの再稼働に向けた前向きな進展と評価。南北が中長期的にさまざまな分野で協力していくことを期待すると述べた。
参加国からは朝鮮半島の平和・安定に向けた対話の重要性や対北朝鮮制裁を定めた国連安全保障理事会決議の履行を求める指摘があった。
会議では韓国が共同提案国と参加した「青年・平和・安保に関する声明」が採択された。
一方、鄭氏は12月にソウルで開かれる国連平和維持活動(PKO)に関する閣僚級会合への関心と参加を呼び掛けた。
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